前回はふるさと納税の仕組みについて書きました。今回はふるさと納税の背景の部分について書いていきますね。
なぜ、ふるさと納税という制度は生まれたのでしょうか?
・そうなるとその人が今後払う税金は地方ではなく都会のものになってしまうから
・つまり地方の自治体はその人を育てるためにかけたコストを回収できないから
それだけならまだ仕方がないことかもしれません。しかし、「地方で育ったけど今は都会に住んでいる人」についてはどうでしょうか。1つ前の記事で書いた通り、住民税とは、今住んでいる場所の地方自治体に対して払う税金です。ということは、「地方で育ったけど今は都会に住んでいる人」の場合、住民税は今いるその都会に対して払うことになります。よって、自分をここまで育ててくれた「ふるさと」には住民税は一円も入らないわけです。これはちょっと不公平かもですよね。
税金は児童を学校に通わせたり教科書を無料配布したりするのに使われるものです。そして、その子らが大人になって税金を払ってくれるようになれば、その税金でまた次の世代の子供たちが学校に通えます。つまり、子供の教育にかかる税金は「未来への先行投資」なのです。なのに、大人になった途端に他所の地方に移ってそっちに税金をあげてしまうようでは、そのサイクルも崩れてしまいますよね。
というわけで、このような問題点を解消すべきではという意見を受けて、ふるさと納税という制度が誕生したのです。
ふるさと納税は、私たちにとっても返礼品などの見返りがある魅力的で楽しい制度ですが、本命はあくまで「自分が応援したい自治体への寄附」だということを忘れずに心がけたいものです。
なぜ、ふるさと納税という制度は生まれたのでしょうか?
3行でまとめると
・地方で育った人は都会に出て行ってしまうことが多いから・そうなるとその人が今後払う税金は地方ではなく都会のものになってしまうから
・つまり地方の自治体はその人を育てるためにかけたコストを回収できないから
くわしく書くと
ふるさと納税が生まれた理由は、「地方と都会の税収の不公平さをなくすため」です。何が不公平なのかといいますと、まず、都会には人がたくさんいるので、都会の地方自治体の税収はいっぱいあります。逆に、地方は人が少ないので、地方の地方自治体は税収が落ち込んじゃいますよね。それだけならまだ仕方がないことかもしれません。しかし、「地方で育ったけど今は都会に住んでいる人」についてはどうでしょうか。1つ前の記事で書いた通り、住民税とは、今住んでいる場所の地方自治体に対して払う税金です。ということは、「地方で育ったけど今は都会に住んでいる人」の場合、住民税は今いるその都会に対して払うことになります。よって、自分をここまで育ててくれた「ふるさと」には住民税は一円も入らないわけです。これはちょっと不公平かもですよね。
税金は児童を学校に通わせたり教科書を無料配布したりするのに使われるものです。そして、その子らが大人になって税金を払ってくれるようになれば、その税金でまた次の世代の子供たちが学校に通えます。つまり、子供の教育にかかる税金は「未来への先行投資」なのです。なのに、大人になった途端に他所の地方に移ってそっちに税金をあげてしまうようでは、そのサイクルも崩れてしまいますよね。
というわけで、このような問題点を解消すべきではという意見を受けて、ふるさと納税という制度が誕生したのです。
ふるさと納税は、私たちにとっても返礼品などの見返りがある魅力的で楽しい制度ですが、本命はあくまで「自分が応援したい自治体への寄附」だということを忘れずに心がけたいものです。