2018年の1月、肝臓の入ったフグが店頭に並んでしまったという事件がありました。その時販売されたのは、「ヨリトフグ」という名のちょっぴりマイナーなフグです。どのようなフグなのか特徴を調べてみました。
・味はトラフグなどに劣り、値段も安い
・近年の研究では、肝臓に微量の毒が含まれる場合があることが判明
ヨリトフグは体長40センチくらいの中型のフグです。昔から、肝臓にもどこにも毒を持たないフグとして扱われていました。筋肉、皮、精巣が可食部として認められていますが、肝臓ごと食べる風習のある地域も存在します。
しかし、近年の研究では、6匹に1匹程度の確率で、肝臓にマウスが死ぬ程度の毒を持っているケースがあることがわかりました。厚生労働省が定める食品衛生法でも、フグはどのような種類であっても、天然モノや養殖モノに関わらず、肝臓ごと販売や提供をしてはいけないと決められています。
フグを売ったり人にあげたりする機会のある人は気を付けてください。
3行でまとめると
・全身無毒(ただし厚生労働省は肝臓を可食部位と認めていない)・味はトラフグなどに劣り、値段も安い
・近年の研究では、肝臓に微量の毒が含まれる場合があることが判明
くわしく書くと
フグの肝臓といえば猛毒のテトロドキシンが有名ですが、それはクサフグやトラフグなどの話で、今回販売されたのはヨリトフグという、毒を持たず値段も安いフグです。ヨリトフグは体長40センチくらいの中型のフグです。昔から、肝臓にもどこにも毒を持たないフグとして扱われていました。筋肉、皮、精巣が可食部として認められていますが、肝臓ごと食べる風習のある地域も存在します。
しかし、近年の研究では、6匹に1匹程度の確率で、肝臓にマウスが死ぬ程度の毒を持っているケースがあることがわかりました。厚生労働省が定める食品衛生法でも、フグはどのような種類であっても、天然モノや養殖モノに関わらず、肝臓ごと販売や提供をしてはいけないと決められています。
フグを売ったり人にあげたりする機会のある人は気を付けてください。